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競馬予想 2020年1回京都

第36回東海テレビ杯東海ステークス(GⅡ)

流れひとつの競馬になりそう。逃げ馬は何処にも居ない可能性も有り、無難な本命はアングライフェン。前々走は中段から内を上手く立ち回ったが、4角で前の馬が下がって来て追い出しを待たされる場面。3着に5馬身差とはいえ、マトモなら際どくなっていた。再度の内枠で一発を狙う。

モズアトラクションもハマれば面白いタイプ。前々走札幌戦の様に、勝負どころでの進出のタイミングが合うと強い。逆にここ2走はハマらなかった形だが、京都は良績も豊富で、前崩れの展開になれば。

とはいえ、一番強いのはインティで疑う余地はないところ。前々走でやり合ったスマハマが再度出走で悪夢が蘇るが、尤も、この手のパターンで同じ様にやり合うケースは少ない。単騎で運べさえすれば止まらない。

ヴェンジェンスも大分安定して走る様になって来た。前走中京戦にしても、外を回ってGⅠで0.7秒差。左回りは若干、コーナリングが下手クソな面も有り、右回りはプラス。差し一本の馬で、外枠も苦にならない筈。

馬単
3=1 3-13 3=15

第66回日経新春杯(GⅡ)

年々レベルが下がっている印象も有るのだが、手堅さを買ってタイセイトレイルに期待する。前走東京戦はGⅠということも有るが、それ以上に道悪が合わずノメッてばかりいた。土曜朝は稍重だったが、何とか良馬場見込みとなり、ハンデも前々走から据え置きなのも恵まれた。

相手はサトノガーネット。前走中京戦はそれなりに強い内容。基本的にズブい馬で、牝馬限定戦ではスローになり易く中々厳しかったが、牡馬相手でソコソコ流れてくれたことで本来の力を発揮出来た形。距離延長、今の力の要る馬場も歓迎だが、55kgはかなり見込まれた感も。

GⅠとなると壁も感じるレッドジェニアルもこのメンバーなら何とかしたいところ。尤も、GⅠで歯が立たなかったといっても、1秒差には収めている。あとは行きたがる気性がどうか。ガツンと掛かって行くという訳ではないのだが、所々で噛む癖が有る。

逃げそうなエーティーラッセンが押さえ。勝ち切れなかった前走阪神戦に不満も有るのだが、単騎で行けば渋太い。ハンデが51kgで済んだという利も有るだろう。前々走の様に絡まれたらどうしようもないが、ここは行きたい馬が不在。

馬単
7=11 7=2 7=8

第57回農林水産省賞典愛知杯(GⅢ)

中京開催の例年なら距離適性が勝ることが多いこのレースだが、今年は小回り小倉。ならば、頭打ちの古馬よりは、未知の魅力が有る4歳馬に期待したい。中でも本命はパッシングスルー。前走はGⅠで外を回されたのが応えただけで参考外。同じく小回り2000mの前々走中山戦で、カレンブーケドールに先着。このメンバーなら力量上位の筈。

対抗はアルメリアブルーム。前走はクロコスミアが大逃げを打ったものの、2番手以下が極端に遅いという特殊な競馬。8着とはいえ、上がり33秒3なら馬は責められない。前々走京都戦の様に、どちらかといえば相手に合わせてしまう面は有るが、裏を返せば器用さは持っている。小回りなら立ち回り一つ。

穴は小倉巧者のカレンシリエージョ。500万、1000万とはいえ、小倉は2戦2勝。現状は準オープンで頭打ちという感も有るが、前走中山戦が+12kgで馬が良くなっていた様にも見えた。レースは道中2番手から見どころなく終わったが、2500mで道中掛かり気味だった部分も有り、得意コース,叩き2走目,49kg,距離短縮と条件好転の今回は一発有って不思議はない。

人気になりそうなセンテリュオは一応の押さえという程度の評価。前走京都戦の4着が評価されてのモノだろうが、前述した様に、特殊な展開を読んで先行した部分も大きかった。先行した分、本来の脚ではなかったこともまた確か。枠は恵まれたが、出脚が速い訳でもなく、小回りも向いているとは思えない。

馬単
8=6 8=12 8=2

第36回フェアリーステークス(GⅢ)

昨年のフィリアプーラが典型だが、要は中山マイル限定馬を探すのがポイント。となると500万を勝っているスマイルカナが本命。前走はスタート直後にサクラトゥジュールと接触しながらも、出脚でハナを切ってそのまま押し切り。ここも最内枠を引いて楽々行けそうで、粘り込みたい。

シャインガーネットは2走前の新馬が中山マイルだった。当時の2〜4着馬はその後に未勝利を脱出しており、レベル的にも決して低くなかった。前走東京戦もしっかり接戦を勝ち切り、また馬体が増えていた点も好感が持てる。

アヌダーダプラも新馬で中山マイル勝ち。レース内容だけをいえば、この馬が一番強い勝ち方でも有った。マトモならアッサリでもおかしくないが、ちょっと折り合い面が怪しく、スムーズに運べるかどうかが鍵となる。

中山経験はないが、似た様なコース形態の札幌1500mを勝っているポレンティアが押さえ。新馬は折り合いも付いて、抜け出してからの脚もしっかりしていた。あとは冬場の休み明けで状態面がどうか。

馬単
1=10 1=11 1=5

第54回日刊スポーツ賞シンザン記念(GⅢ)

ルーツドールが本命。新馬の東京戦は楽々2番手に付け、追い出されても一瞬の内に突き放して1分33秒3。圧勝といえる内容だった。500kgを超える馬体の割にスラッとした体型で、距離はもう少し延びた方が良さそうだが、少頭数のマイルなら性能の違いで。

対抗も牝馬のサンクテュエール。前走東京戦はリアアメリアに完敗というところだが、外枠で先行せざるを得ない展開でも有った。折り合いは付く馬で自在性は有りそうだが、恐らくは矯める競馬の方が良さそう。1番枠で改めて。

牡馬ではタガノビューティーが筆頭。前走阪神戦は初芝でGⅠという厳しい条件ながら大健闘の4着。道中の行き振りは決して良くなかったが、学習能力の高い馬で、芝2走目なら違って来そう。ダートで下した馬だけに、今の力の要る馬場も歓迎。

穴はヒシタイザン。右回りだとコーナーで左にモタれる面は有るが、その点で大外枠となったのは救われたといえそう。今回は左だけ遮眼革を着用し、距離短縮する点が歓迎材料。馬体は見た目に馬力型で、上がりが掛かる展開になれば。

馬単
9=1 9=4 9=10

第58回スポーツニッポン賞京都金杯(GⅢ)

先々週の中山戦同様、先行馬が外枠にも居てややこしい組み合わせとなった印象も有るのだが、無難な本命はサウンドキアラ。前走阪神戦は登坂力の差。負けた相手がストロングタイタンとキョウヘイではガッカリ感も有るのだが、阪神で甘いのは今に始まったことではない。平坦の京都ならひと踏ん張り利くとみて。

対抗はメイショウショウブ。こちらは前走阪神戦が好内容。グランドボヌールに突かれて1000m56.6秒、更にグランアレグリアにブッちぎられる展開を考えれば良く粘っていた。この外枠をどうこなすかがカギとなるが、ここはマルターズアポジーが行っての2番手が濃厚。折り合いも付く馬で、これはこれで良い方に出るのでは?

カテドラルもソコソコ堅実。メンバー中最速の上がりだった前走6着はGⅠだけに唯でさえ大威張り出来るが、更に直線で挟まる不利が有ってのモノ。正月京都の開幕週は差し馬サッパリという場面も少なくない点がどうかだが、55kgで少しでも差しが利く馬場なら。

穴はエメラルファイト。前走はGⅠで参考外。昨春の中山戦が唯一の金看板だが、立ち回り一本で勝った様な競馬だった。少なくとも最内枠を無駄にすることはないだろう。昨秋東京戦7着の内容が悪くなく、同じGⅢでもメンバー軽化の今回はチャンス。

馬単
3=17 3=13 3=1