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競馬予想 2020年2回京都

第37回フェブラリーステークス(GⅠ)

初ダートの前走が問答無用の強さだったモズアスコット。歩様の硬い馬で、芝だと安定して走れない部分も有ったが、ダートなら脚が違った。一般論として初ダートの場合、先行しないと脆いケースが大半なのだが、砂を被っても問題がなかった点も好感が持てる。マイルも勿論対応出来る筈。

対抗がインティ。ここはマトモに考えれば単騎で行けそうな組み合わせ。ただ、前走京都戦はスマハマとの喧嘩を避けたとはいえ、1800mで控える形だった。枠は大分内になったが、1600mになったことも有り、出脚が鈍っていないことが条件。

アルクトスが3番手。トビが大き過ぎて回転数が出ないタイプだが、それ故に広いコースは合っている。勝った負けたは本当にペース次第。そういう馬だけに出来れば外枠が欲しかったのもまた確かだが...。

ワイドファラオもマイルなら何とかしたいところ。前々走中京戦に負け過ぎ感は有るのだが、前走は59kgを背負わされながら良く頑張っていた。お世辞にも内枠を立ち回るのが得意とはいえない鞍上だが、スムーズに運べさえすれば。

馬単
12=5 12=2 17=3

第55回京都牝馬ステークス(GⅢ)

例に依って馬場状態が鍵となりそう。先週と違い、このメンバーなら尚更その傾向は強そうだが、京都でなら手堅いサウンドキアラに期待する。開幕週だったとはいえ、何より今冬の京都で重賞勝ち。1F短くなって大外枠と条件は替わるが、最終週で更に力の要る馬場になっていることを考慮すればプラスに働きそう。

メイショウショウブは前々走阪神戦が好内容。グランアレグリアがブッちぎる展開だったが、前々で良く踏ん張っていた。逆に、前走の負けが敗因不明なのだが、馬体の成長が昨春より有ったことも確かで、前々走だけ走れば勝ち負け。

シゲルピンクダイヤも馬場状態を問わず手堅い。ただ、ゲートで失敗したり、出脚が甘かったりで、中々勝ち切れない面も有る。2000mで長かったので、マイルから距離が延びるよりは1400mの方が良いが、前走中山戦は少し忙しそうにも見えた。流れに乗れない危険は一応案じたいところ。

穴はリバティハイツ。前走中山戦は3〜4角中間で手応え充分だったが、少し早目に動いたことも有ってか、終いが保たなかった。馬場状態は違うが、昨春にダイアトニックのクビ差2着が有る京都1400m自体は悪くなく、しっかり脚を矯める競馬なら巻き返せる筈。

馬単
17=7 17=13 17=5

第113回農林水産省賞典京都記念(GⅡ)

唯でさえ異例の馬場状態だが、更に雨が降りそうで、適性がモノをいいそう。となると、前走中山戦が稍重で好走したステイフーリッシュに期待したい。ステイゴールド産駒は、他馬が苦しむ条件になればなる程強い。ついでに鞍上も悪条件に強いタイプ。

対抗はドレッドノータス。これもハービンジャー産駒でメインストリートは進めないタイプ。前走東京戦は殿負けだったが、アーモンドアイが勝つ条件だったのだから仕方がないところ。何よりこの馬自身が道悪での実績豊富。

プリンスオブペスカも前走で馬場適性を示したといえそう。鞍上はこれで6回目の騎乗だが、癖も大分掴んで来た様で、早目マクりの競馬で活路を見出している。この頭数で何時でも動けそうなのも良い方に出る筈。

更に穴中の穴はガンコ。近走はサッパリだが、昨春中山戦の内容はタイムこそ平凡だったものの、それなりに強かった。昨年のこの時期に京都の稍重馬場を勝っている点も好印象。デキさえ戻れば。

馬単
5=8 5=2 5=10

第55回デイリー杯クイーンカップ(GⅢ)

前走京都戦はマイラプソディに力の差を見せ付けられた形のミヤマザクラ。イマドキの牝馬は牡馬相手でも勝って当たり前という状況だけに、全幅の信頼とは行かないのだが、それでも2000mで行き振りが良かったことからマイル自体はプラスに働きそう。初東上は一応懸念材料だが、気性面は至って素直で、インが有利な馬場でも有り、今回こそ勝ち切りたい。

対抗はシャンドフルール。前走阪神戦は大外からジワッと行かせて逃げ切り勝ち。前々走京都戦では外へモタれていたが、ラチを頼れたことが大きかったか、真っ直ぐ走れていた。大外から1200mから来たインザムービーが逃げる可能性も有るが、少なくとも内の馬は叩ける筈で、ラチを頼って粘り込みたい。

長打ではアミークス。新馬は前に行って脚が使えなかったが、前走東京戦で差しに回って未勝利を脱出。重馬場で時計は出なかったが、中々の脚を使っていた。多少ズブさが有るのが気にならないでもないが、パターンが掴めたのは大きい筈で、再度追い込みで台頭。

マジックキャッスルも押さえたい。最終的には1200mの馬になりそうだが、競馬自体は上手いタイプ。まだ3歳牝馬だけに当然だが、競馬に注文が付く馬も多く、器用さを生かして。

馬単
1=6 1=4 1=9

第60回きさらぎ賞(NHK賞)(GⅢ)

どれも一長一短といった雰囲気だが、馬場適性が一番有りそうなのはギベルティ。450kg有るなしの馬ばかりで、500kgを優に超える馬体はそれだけでも有利だ。大型馬ながら、スカッと見せて見栄えもする。多少行きたがる気性がどうかだが、その点は他馬も似た様なモノ。

サトノゴールドが対抗格。極悪馬場だった札幌戦で2着が有り、これも馬場適性は間違いないところ。1800mはオッツケ気味になり、多少短い感も有るのだが、差し有利な今の馬場なら問題はない筈。あとは休み明けがどうか。

馬場が良ければアルジャンナが本命だった。ディープインパクト産駒で軽い馬場は得意だろうが、上がりが掛かる展開には疑問も残る。コントレイルは強いとはいえ、能力そのものの、0.8秒差。適性差を克服出来るだけの力はないと見る。

グランレイは一応の押さえ程度。前走阪神戦は脚を見せたが、頭が高い走法で使える脚はそれ程長くなさそう。そういう馬だけに、マイルからの1F延長も良くはないだろう。如何に脚を矯めて終いを伸ばせるかがポイントに。

馬単
4=6 4=8 4=5

第25回シルクロードステークス(GⅢ)

例年の傾向通り、力の要る馬場になっている今冬の京都だが、その反面、内が有利という気もしないでもない。つまりは10年前の傾向に戻った印象。となれば逃げるモズスーパーフレアで仕方がないところ。無論、内枠を引いたのも歓迎。更にいえば同型も不在。

対抗はカラクレナイ。3歳時は狂気に満ちた馬だったが、スプリントに転戦して、近走は安定して走っている。前走でソコソコは走ったことで、今の馬場に対する適性も示した。勿論、内枠も歓迎材料。/p>

差し馬ではジョイフル。前走阪神戦はナックビーナスが道中スローに落として。ほぼ楽勝の展開だったが、外から1頭だけ違う脚で追い込んで来た。当時の阪神もそれなりにインが有利で、その点でも能力の高さを示したといえるだろう。京都は良績ないが、輸送に依る馬体重の激しい馬で、デキにも不安なく臨める。/p>

レッドアンシェルは1200mで2戦2勝だが、最初が京都良馬場で1分07秒3、次が中京不良馬場で1分09秒8と、馬場の良否を問わない。一般論として、厳冬期の半年振り休み明けは悪材料だが、イマドキは外厩で乗り込んでいる筈。

馬単
3=2 3=12 3=1