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競馬予想 2020年1回阪神

第68回阪神大賞典(GⅡ)

流石にこのメンバーならキセキの力が抜けている。昨年辺りから出脚がなくなっており、かなり苦しくなっている部分も有るのだが、3000m有れば何とかなるだろう。雨予報も有り、馬場が悪化すれば更に有利。外枠も歓迎。

対抗も長距離でお馴染みのメロディーレーン。こちらは良馬場の方がいい馬で、2400mでも短いことが露呈したのが前走京都戦。ただ、これも差し一手で展開には注文が付くが、上がりは少しでも掛かった方がいいタイプで、坂の有る阪神は悪くない。

ただ、誰がハナへ行くのかも分からない組み合わせで逃げ切りは怖いところ。となれば馬の出脚と鞍上の性格となるが、該当はボスジラということになりそう。3000mは未経験だが、追ってズブいので距離もプラスとなる筈。

ユーキャンスマイルが一応の押さえ。左回り巧者が強調され易いが、昨年正月の京都戦もヴォージュに上手く逃げ切られただけで、悪い内容ではなかった。この辺のメンバーなら展開ひとつ。

馬単
9=2 9=7 9=10

第34回フラワーカップ(GⅢ)

外枠に人気馬が入り、鞍上の腹積もりひとつで結果が変わりそう。これらが大事に乗るという前提で期待したいのがナリノクリスティー。前走は内の馬に抵抗され、掛かり気味に先行する形となったが、最後迄良く踏ん張っていた。一完歩目が遅く、叩かれたら一巻の終わりなのだが、そこからの行き脚は速く、単騎に持ち込めさえすれば。

対抗も似た様な名前のクリスティ。前走阪神戦で勝利した牡馬のアリストテレスがリステッドで2着が続いており、その点も株を上げた印象。その前走は-10kgだったが、見た目は絞れて丁度良くなっていた。3走前にも東京でワーケアの2着が有り、牡馬相手に揉まれた経験を生かしたい。

ボレンティアも好勝負必至。間隔を開けても成長しない点はどうかだが、競馬は抜群に上手く、道中で余計なことをしない。初の1800mになるが、器用さが有って、前走にしてもジリジリ最後迄伸びていた内容から克服出来るとみる。

前走がナリノクリスティーと僅差だったフラワリングナイトが押さえ。ゲートは常に悪い馬だが、前走も例外ではなく、更にイレ込んでいた影響も有ってか、1角過ぎから一気に引っ掛かってしまった。その割には良く踏ん張っているという見方も出来る。ゲートがアテにならないが、下見で落ち着いてさえいればもっとやれていい。

馬単
5=11 5=10 5=8

第56回金鯱賞(GⅡ)

課題を挙げればキリはないが、それでも流石にサートゥルナーリアが全て克服してくれると見たい。左回り、58kgに加え、前走中山戦がリスグラシューに完敗の内容で、成長力にも疑問符が付く様になって来たが、それでも他はGⅢ級のメンバーで力が違う筈。

対抗はサトノガーネット。距離は2000mよりは2400mなのだが、最後に我慢比べとなる広い中京は合っている。前走京都戦は力の要る馬場で55kgを背負わされたのも痛かった。54kgとなり、追い込み一手だけに少頭数に替わるのもプラス。

先行しそうなダイワキャグニーが3番手。ジャパンカップ6着馬がリステッドで7着というのは情けないが、58kgを背負って前で競り合う展開だっただけに同情の余地は有る。中京自体は初めてだが、東京には良績豊富。最近はゲートで失敗する確率も減っており、56kgで単騎見込めるここは粘り込みも。

押さえがラストドラフト。前述サトノガーネットに同タイムアタマ差の馬だが、こちらが早目に抜け出してソラを遣ったところを強襲された形で、少なくとも力負けではないだろう。前走中山戦も故障馬のアオりを食って競馬にならなかった。馬は昨春とは別馬になっており、改めての期待。

馬単
6=5 6=4 6=2

第34回中日スポーツ賞ファルコンステークス(GⅢ)

ウイングレイテスト◎。前走阪神戦は流石にGⅠで相手が強かったが、前々走京都戦から余裕残しの状態だった影響も有りそう。そんな状態だった前々走は相手に恵まれたとはいえ、外枠から好内容の2着。初の1400mさえこなせば。

対抗はトリプルエース。これも前走は阪神戦だったが、サリオスと同じ位置に居て失速。つまりハイペースをマトモに追い掛けてしまった形だが、最後は追うのを止めており、1.4秒差程は負けていない印象も。前々走京都戦から脚を矯めて乗ればそれなりの脚は使える。ただ、多少非力な面が有るので中京の坂は課題。

牝馬ではシャインガーネット。前走中山戦は逃げ切ったスマイルカナを追い掛けて終いが甘くなった。外国人ジョッキーが乗っていただけに、勝ちに行って負けるのは仕方がないところ。今回は牡馬相手だが、馬格は負けておらず、あとは折り合い一つ。

押さえが逃げそうなビアンフェ。前走阪神戦はハイペースとはいえ、単騎で行けた利は有ったが、サリオスに交わされながらも最後迄渋太く踏ん張っていた。明らかにスプリンターで1400mに替わるのはプラス。ここも単騎で行けそうで、あとは馬場状態次第。

馬単
1=5 1=6 1=13

第57回報知杯弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ)

ワーケアが中心。同条件の前走はコントレイルが強かったことも有るが、出遅れたり、他馬と接触したりで後方からの競馬となり、4角も他馬との兼ね合いで無駄に外を回されてしまう等、ロスの多い競馬。ハーツクライ産駒らしく、東京向きは明らかだが、この頭数で前回の経験を生かせば勝ち負けに持ち込める筈。

オーソリティが対抗。前走はスタートして100m程走ったところで他馬と接触。これで馬が怒ってしまい、折り合いが付いたのは向正面迄行ってからだった。終いは甘くなったが、流石に参考外で、この条件でオープン勝ちの力を出し切れば。

今年からディープインパクト記念となったことで、同産駒のサトノフラッグも人気を集めそう。ただ、まだ粗削りな印象で、直線向いて中々手前が替わらず、内ラチにへ暫くばりついていた。左手前になってからは素質を感じさせる伸びだったが、ラチを頼れなかった時にどうか。

穴中の穴はオーロアオーネ。新馬の東京戦は牝馬が多かったことも有って馬っ気を出していたが、今回は全て牡馬が相手、無観客競馬もプラスに働きそう。多少コーナリングが下手な面は有るが、追って真っ直ぐ伸びていた点に素質の片鱗は見せた。馬はいいだけに、一線級の居ないここなら通用しても。

馬単
8=10 8=1 8=4

第27回チューリップ賞(GⅡ)

レシステンシア◎。阪神マイルもベストコースといえる。出脚が抜群に速く、道中の折り合いも付いて、終いもちゃんと坂を上る脚が有る。テンションが上がり易いので、休み明けで間違いが起こる危険もない訳ではないのだが、この点で無観客競馬はプラスに働くのでは?

次位以下全てもGⅠ組だが、筆頭は4着ウーマンズハート。前走は初めてという部分が色々有り、それらが組み合わさって終いの伸びを欠いた。新潟のスローでしか走っていなかっただけに、レシステンシアのハイペースは特に応えただろう。一度経験して今回は違う筈。

3着クラヴァシュドールが3番手。前走は普通に乗って突き放された印象。序盤だけ多少力んでいたが、そこは他馬も似た様なモノで、レシステンシアとは底力の差を見せ付けられた。賞金面で次走は何とかなるとしても、東京戦が怪しい。工夫して2着を確保して賞金を加算したいところ。

逆に2着マルターズディオサは前走の立ち回りが上手かった。道中で引っ掛かりそうになっていたことも有るが、後方で折り合いを付けて、好位勢が追っ掛けバテするところを上手く差して来た形。今回は他馬も大事に乗って来る筈で、そうなった時に果たしてどうか。

馬単
4=7 4=1 4=13

第64回阪急杯(GⅢ)

適性の有るなしは別にして、重賞入着級の馬が多い。ならば曲がりなりにもGⅠを勝った実績の有るステルヴィオに期待したい。前走東京戦にしても、アーモンドアイですら差し込めなかった展開で、出遅れて後方から勝ち馬に0.4秒なら大威張り出来る。1400mは明らかに短いが、ゲートさえ決まれば。

対抗はダイアトニック。前走京都戦はサウンドキアラに上手く運ばれたことやハンデ差も有るが、この馬自身も直線で外へヨレる場面が有った。1600mが1F長いのは確かだろう。1400mで重賞勝ちの実績も有り、あとは新馬以来走っていない阪神さえ克服出来れば。

フィアーノローマノは前走の評価が難しい。グランアレグリアが強過ぎたことも確かだが、2ちゃくとはいえ0.8秒差は流石にやられ過ぎ。僅差だった3着メイショウショウブがその後案外だったこと評価が落ちるところ。阪神1400mがベストなのは間違いないのだが。

押さえがマイスタイル。前走がサッパリだったが、道中で多少力んでいたのがひと伸びを欠いた面も。馬名の通り、下手に矯めるよりは積極的に乗った方が良さそう。速いのは精々ニシノラッシュ程度で、枠も恵まれた。

馬単
7=3 7=6 7=4