Sakura Archives

競馬予想 2020年3回阪神

第61回宝塚記念(GⅠ)

例に依って負ける要素を探せばキリはないのだが、サートゥルナーリア◎。右、左回りの問題よりも、引っ掛からずにちゃんと走れるかがポイント。大歓声と猛暑はマズいイメージも有り、無観客と雨で涼しくなるのは歓迎材料。あとは前々走中山戦の様な馬力勝負は避けたいところ。

馬場が悪化すればブラストワンピースが浮上。コンスタントに力を発揮するタイプではなく、前走の様な器用さを求められる展開になると甘くなるのは致し方ないところ。外から強引に行く展開になるだろうが、あとはそれがハマるかどうか。阪神2200mならその確率は決して低くない筈。

穴はトーセンカンビーナ。ディープインパクト級なら話は別だが、京都3200mは出遅れた瞬間にほぼ圏外となるプラットフォーム。それが勝ち馬に0.7秒差なら充分高評価をやれる。逆に阪神2200mは出遅れても何とかなることが多いコース形態。ブラストワンピースが来れる展開なら、この馬も確実に続いて来そう。

押さえがキセキ。昨秋辺りから気性面が明らかにおかしくなっていたが、取り敢えず前走京都戦はマトモな競馬が出来た。それで6着というのは気性面を意識する余りに鍛錬が出来ていない可能性も有るのだが、この中間は坂路でしっかり追われている。デキさえマトモなら、パワーで粘り込める。

馬単
5=18 5=1 5=14

第25回ユニコーンステークス(GⅢ)

フルフラット◎。沙国戦で勝つ前は国内では500万すら勝てなかったということになるのだが、その2走前京都500万条件は序盤に引っ掛かっていたのが前走では外から付いて行って壁のない状態で折り合えていた。精神面での成長が有ったことは間違いないだろう。再度の外枠だが、雨も悪くない筈で、スムーズに運んで粘り込む。

対抗はカフェファラオ。前走は掛け値なしの強さ。前々走中山戦にしても出脚は怪しかったが、芝スタートの影響か、更に出脚がサッパリだったが、有り余る手応えで3角過ぎから進出、最後は抑える余裕すら有った。再度の芝スタートなら出脚は多少マシになっている筈。仮に甘かったとしても、この大外枠は立て直しに吉と出そう。

3番手がレッチェバロック。前走で逃げたという馬も多いメンバー構成だが、間違いなく一番出脚は速い。距離が1F延びたとしても自分のスピードを生かせる形にさえ持ち込めば簡単には止まらない筈だが、これも芝スタートとなってどうかはやってみないと。

押さえがデュードヴァン。前走は少しチグハグな競馬。芝スタートの出脚は悪くなかったが、ダートコースへ入った辺りで失速、直線も両サイドから挟まれる様な格好にもなっていた。逆にいえば僅差で凌ぎ切った辺りは根性が有る。その点で、最内枠を無駄にすることはない筈で、渋太く立ち回れる形に持ち込めば。

馬単
14=16 14=5 14=1

第25回マーメイドステークス(GⅢ)

トップハンデなのだから当然といえば当然だが、実績最上位はセンテリュオ。本来な得意ではない早目に動く展開の中、4着に踏ん張った昨秋京都戦はそれなりの評価が出来る。坂が上れない、渋い馬場は良くない等、悪条件を探せばキリはないのだが、昨年のこのレースを1番人気で落としており、その点でも何とかしたい。

対抗はリュヌルージュ。こちらは前々走中山戦が好内容。牡丹雪の中で、悲惨な馬場だったが、しっかり前へ付けてアワヤの場面だった。ただ、この時惜しかったのは鞍上の仕掛けが早過ぎたこと。今回3回目の騎乗で初重賞Vを決めたい。

例年のパターン通りなら逃げそうなナルハヤも怖いところ。ただ、幾らマトモに決まることが少ないレースとはいえ、前売1番人気はやや過剰だろう。ただ、出脚が有るのは確か。オスカールビーとのハナ争いになるだろうが、出来れば出遅れて欲しいところ。

レイホーロマンスも力は持っている。前走東京戦は2400mで参考外。ただ、今年の正月に3000mの後の限定戦で3着。出脚は全くなかったが、道中早目に動いて良く粘っていた。あの形が再現出来るなら再度の粘り込みも。

馬単
6=1 6=3 6=16

第70回農林水産省賞典安田記念(GⅠ)

近年の傾向としてGⅠでフルゲートにならないケースは大方力が抜けた馬が居るから。昨年はアンラッキーだったアーモンドアイで仕方がないところ。年々マイラー色が強くなっている印象も有り、不利さえなければ。

ダノンプレミアムが対抗格。こちらも昨年の不利は痛恨だった。序に前走香港戦も馬場が悪過ぎて参考外。前々走京都戦にしても枠の差が応えた感は有った。良馬場で何とかしたいところ。

昨年の覇者、インディチャンプは決め手一本のタイプ。前走京都戦は強かったが、相手関係に恵まれた面も有った。更に今回は内枠に好位を確保出来るだけの出脚を持った馬が揃い、更に外からセイウンコウセイとちょっと位置取りが悪くなりそうな可能性も。

穴はダノンスマッシュ。前走のデキに感心しなかったのだが、当初の秋迄待機するプランを変更して迄、使って来るということは相当良くなっているのだろう。何より東京マイルは、スプリンター志向の馬が年々活躍する傾向。

馬単
5=1 1=6 5=14

第73回農林水産省賞典鳴尾記念(GⅢ)

このメンバーならブラックスピネルで何とかなりそう。何より昨年2着と好相性のレース。前走新潟戦は外枠ということも有って、控える競馬になったが、ここはキメラヴェリテさえ制すればハナが可能。その前走で有る程度出来ており、デキも問題ない筈。

ラヴズオンリーユーは前走東京戦が条件不適。休み明けもそうだが、マイル戦が2歳時に500万を走ったのみで、マトモなマイル戦が初だったことも応えた。2000mに替わるのは無論好材料。デキの面で陣営から泣きが入っている様だが、前走東京戦から極端に悪い状態には見えず、一応は走れると見る。

レッドガランも巻き返しに燃える。前走は新潟外回りにしては前有利の展開。それでももうちょっと伸びて欲しかった気もしないでもないが、ハンデの56kgも多少見込まれていたか。今回は同じ56kgでも別定戦となり、ほぼ他馬と同条件。ただ、コーナー4つの競馬は今回初。

阪神に良績有るエアウィンザーも何とかしたいところ。前走新潟戦が骨折明けだったが、レース内容はともかく、デキに然程問題が有る様には見えなかった。これも斤量面が有利で、力さえ出し切れば。

馬単
5=7 5=13 5=16