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競馬予想 2022年4回阪神

第166回天皇賞・秋(GⅠ)

3歳馬、イクイノックスに期待する。昨秋に東スポ杯を勝った時点ではお世辞にも強い印象はなかったが、前々走中山戦が強い内容。前走も惜しい2着だった。父、母父から切れる脚を使える印象はないのだが、決め手という点では世代屈指。超一線級不在のここは負けられない一戦。

シャフリヤールが対抗。昨年のダービー馬だが、一瞬の脚を生かし切っただけで本質は2000m。良馬場が見込まれ、漸く適条件が整った。前走英国戦で動けなかったが、58kgを背負ったのもいい経験になった筈。こちらも決め手勝負に持ち込めば簡単には負けない筈。

ジャックドールが3番手。どちらかといえば持続力を生かすタイプで、東京の決め手勝負には疑問が残るのだが、有力どころに差し一手の馬が多く、前で流れに乗れる点は強み。少しでも序盤のペースが落ちる様なら押し切り迄。

押さえがパンサラッサ。最近、無理に大逃げを打たなくなった点がどうかだが、ここはバビットさえ制すれば楽に行ける組み合わせ。4角で数馬身のリードを保てる様なら馬券圏内も充分。

馬単
7=8 7=9 7=3

第65回MBS賞スワンステークス(GⅡ)

無難な本命はロータスランド。前走東京戦は流石に家賃が高かったが、阪神1400mは3走前が強い内容。内枠に先行馬が揃い、これらを見ながら行けるこの枠も手頃。GⅢ級の多いここなら確実に決めたい。

新興勢力ではマテンロウオリオン。夢を追ってのダービー挑戦は余力が残っていなかった格好となってしまったが、前々走が示す様に性能そのものはGⅠ級。あとは久々の1400mさえこなせば。

ダイアトニックも阪神1400mなら軽視禁物。前走中山戦は1200mにも関わらず最後迄良く頑張っており、今は気力も充実している。3走前にこの条件で重賞勝ちしているが、内ラチにヘバりついていただけに、内枠が当たった点も好材料。

押さえがホウオウアマゾン。マイル路線は明らかに昨年の方がレベルが高かったが、その中でも入着歴が有り、実力は上位。ワンパンチが甘いのと、1400m経験が少ない点は課題だが、上手く流れに乗れる様なら。

馬単
7=6 7=4 7=1

第83回菊花賞(GⅠ)

春のクラシック1,2着馬がこのレースに出走しないのは65年振りとのことだが、混戦なら馬券的妙味も加味してヴェローナシチーを狙ってみたい。前走中京戦はずっと周囲に馬が居て、中々動ける場面がなく、完全な仕掛け遅れ。胴長の体型から距離もこなせる筈。

アスクビクターモアも手堅いタイプで安心感は有る。出脚が有って、回り脚も速く、器用さという点に関しては世代トップクラスの存在。それだけに距離が延びる点は他馬が苦しむ分だけ有利に働くといえる。ただ、前走中京戦で登坂力がなかった点がどうか。京都なら本命だが、阪神でどうか。

大穴ならビーアストニッシド。前走中京戦で逃げななかった理由が良く分からないが、ハナさえ行ければ渋太いタイプ。この鞍上が大舞台で思い切った手に出ればスタンドをアッと言わせても驚けない。

上昇度ではドゥラドーレス。阪神戦で権利が取れず、春のクラシックには出走出来なかったが、当時は馬が貧弱だった。ジックリ造り込まれて明らかに成長しており、今回へ向けてという点ではいい方に出る筈。後は折り合い。序盤は結構行きたがる面が有り...。

馬単
12=14 12=6 12=11

第25回富士ステークス(GⅡ)

再度、セリフォスに期待する。ダイワメジャー産駒だけに、前で流れに乗りたいタイプの馬だが、前走はこの馬の悪癖でも有る出遅れ。後方からの競馬で勝ち馬から0.1秒差の4着なら良く頑張った方だろう。東京よりは阪神の方がいいタイプでは有るが、ゲートさえ五分なら連は確保出来る筈。

そのセリフォスを前々走で下しているダノンスコーピオンが対抗。出遅れ癖の有るセリフォス同様、こちらも抜け切ると止める癖が有り、アテにし辛い面は有るのだが、そこ迄の一瞬の脚は速い。心得た鞍上が上手く立ち回ってくれるなら。

古馬ではタイムトゥヘヴン。母キストゥヘブンが中山巧者だっただけに、人気薄でも前々走の勝利に驚きはないのだが、3着でも前走が好内容。東京をこなしたのは成長の証といえる。更に相手強化となるが、内枠からセコい競馬が出来れば面白い。

大穴がルフトシュトローム。デビュー当時から期待されながら中々上手く行かず、ついに去勢。その点で期待された前走中山戦だったが、行きたがって大敗。ただ、序盤で他馬に擦られた面も有り、先行有利だった展開を考えても同情の余地は有る。実質、これがラストチャンスとはなるが、今度こそ。

馬単
10=14 10=2 10=4

第27回秋華賞(GⅠ)

連の軸としてはスタニングローズが最適か。今春迄は器用さ一本で走っていたも有ったが、前走中山戦は直線の競り合いで勝負根性も見せた。阪神だけに大外から何かが飛んで来る可能性も有るが、レースでの安心感という点では抜けた存在。前々で立ち回って粘り込む。

3冠が懸かるスターズオンアースが対抗。前走東京戦は色々有ったが、全て克服。精神面の強さも見せた。剥離骨折そのものは、元々有ったということで減点材料にはならないとしても、少しズブい面の有る馬だけに休み明けは走ってみないと分からない面は有る。要は勝つか何処にも居ないかの競馬になりそう。

ナミュールも今秋に懸ける思いは強い。線の細い馬で、常に同じ瞬発力を使える馬ではないが、こちらはスターズオンアースと違って、一息入れたことを前向きに捉えることが可能。馬体回復なら突き抜けても。

穴ならライラック。前走中山戦は道中で外から来られて、一旦は下がる形となり、勝負どころでも外を回さざるを得ず、苦しい形となったが、ジワジワ追い上げてクビ+クビ差の3着。阪神開催だけに登坂力が有る点も強み。立ち回りさえ上手く行けば、馬券圏内充分。

馬単
7=9 7=8 7=2

第70回アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス(GⅡ)

シャドウディーヴァに期待する。得意の東京だったが、休養前の前走は道悪の最内枠がアダとなった形。馬群の中でもがくしかなかった。ただ、今回は良馬場見込み。今度こそ決め手発揮と行きたいところ。

ソダシは前走札幌戦に案外感が有るのだが、雨が残る洋芝でノメッていた様にも見えた。東京の良馬場なら見直したいところだが、ゲートが微妙。駐立が悪いだけに、あまり内過ぎると失敗した時にリカバーが利かない可能性が有る。

クリノプレミアムも限定戦なら上位の馬。力任せに差して来る馬で、極端なスローは歓迎しないのだが、何処かで自分から動ける形なら簡単には止まらないタイプ。この枠でも上手く外へ持ち出せる形になれば。

押さえがサトノセシル。前走札幌戦はスタート直後に不利が有りながら、最後に渋太く追い込んで惜しい2着。この札幌戦は昨年にも3着が有るが、少し勝負どころでズブい面も有り、同じ1800mでも東京の方が向くタイプ。少し相手は揃ったが、そろそろタイトルが欲しいところ。

馬単
14=2 14=5 14=10

第57回農林水産省賞典京都大賞典(GⅡ)

二線級馬同士の一戦だが、結果はともかく一線級相手に真っ向勝負を挑んでいたという点ではアイアンバローズがNo.1。前走は時計勝負となり、競馬にならなかったが、前々走はディープボンドをマークして、最後はバテバテ。ただ、序盤に行きたがっていたことを考慮すれば同情の余地も有る。手頃な距離でこの相手なら今度こそ。

対抗は牝馬のウインマイティー。一時期、不振に陥っていたが、前走は完全復活をアピール出来たといえる内容。出来れば行きたい馬が多いメンバー構成だが、何処からでも流れに乗れる点も強み。

アリストテレスもこのメンバーなら何とかしたい。3歳時にはコントレイルと僅差の競馬も有り、期待されていた馬だが、4歳以降は案外の内容。ただその中で、時計が掛かった方が無難に走っている感も有る。雨予報の今回で復活のキッカケを掴みたい。

大穴がディアマンミノル。追い込み一手だが、3走前の当地、2走前の東京戦と33秒台の決め手。ツボにハマれば突き抜けるだけの脚は秘めている。前走新潟戦が距離不足に敗因を求めるなら、今回の条件も最適といえる。

馬単
6=11 6=3 6=14

第73回毎日王冠(GⅡ)

無難な本命はレイパパレ。前走は普段は走らないマイルでゲートを失敗。流れに乗れないまま終わってしまった。出来れば2000mの方がいいだろうが、一雨降って少し時計も掛かりそうで守備範囲の条件にはなりそう。GⅠで疑問符の付く馬が多く。何とかしたい一戦。

対抗はポタジェ。前々走阪神戦は器用さ一本で勝った競馬。序盤が速くなるとボロが出る傾向が有り、好走条件はスローに限られるタイプ。アテには出来ないが、今回も雨で差しが利かない馬場状態になれば、身上の器用さが生きる可能性は高い。

長打ならノースブリッジ。前走は鞍上のエスコートも見事だったが、少し行きたがる位の気性で、他馬が走り辛くなる分、雨は歓迎材料。頭が高いのであまり忙しない競馬は向かないが、大逃げを打つレッドベルオーブの番手でスムーズに運べそう。

そのレッドベルオーブが押さえ。2歳時は阪神で重賞勝ちも有る馬だが、前走小倉戦で逃げてキッカケを掴んだ。それ迄が2戦続けて出遅れており、ゲートは微妙だが、発馬五分で再度逃げの手なら。

馬単
5=6 5=2 5=1

第8回サウジアラビアロイヤルカップ(GⅢ)

将来性だけをいえばマイネルケレリウスがNo.1。2歳馬離れした骨格のしっかりした馬で、見栄えは抜群。レースでも馬群の中で問題なく折り合い、最後の決め手は鮮やか。強いていえば追い出して直ぐに反応しない点がネックだが、やや小粒な今年のメンバーなら。

フロムナウオンも素質は高い。新馬の福島戦は道中でオッツケ気味になっており、ズブさを覗かせていたが、536kgの馬体で大トビ。小回りが向かなかった面も有るだろう。出来れば距離は有った方がいいだろうが、東京は歓迎。

人気になりそうなノッキングポイントが3番手。新馬は好発を切りながら好位で控える形となったが、直線はノーステッキでモノが違うといわんばかりの決め手だった。ただ、馬はコロンとした体型で、見栄えがイマイチ。決め手だけの馬といった印象も有り、雨予報がどうか。

押さえがシルヴァーデューク。新馬の小倉戦は下見でイレ込んでいた上に、一枚太く、マトモに力を出せる状態ではなかったが、落ち着いて絞れた前走新潟戦は圧勝といえる競馬が出来た。スローとはいえ、時計が平凡な点がどうかだが、走法から雨は歓迎材料。

馬単
4=9 4=5 4=8