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競馬予想 2022年5回阪神

ジャパン・オータムインターナショナル 第42回ロンジン賞ジャパンカップ(GⅠ)

来月の中山戦の賞金が上がった影響も有るが、今年は仏国遠征した馬が多く、国内勢が低調。それでも日本調教馬を本命にせざるを得ず、その中ではシャフリヤールが一番マシといえるか。前走に案外感は有るのだが、少しズブさをのぞかせており、今なら2400mの方が合いそう。上手く流れに乗って一瞬の脚を生かせる展開なら。

対抗はテイオーロイヤル。前走は直線で他馬を避ける形となり、急ブレーキを踏まされたのが応えた格好。57.5sをハンデを背負っていただけに尚のことキツくなった。同斤でこの距離なら巻き返し必至。

単穴はヴェラアズール。今年最大級の上昇馬。ダートでは1000万で頭打ちとなっていたが、芝に転向して3戦目で重賞制覇。その前走京都戦はメンバー低調だった感も有るのだが、今年のメンバーなら勢いが勝っても驚けない。

ハーツイストワールもテイオーロイヤル同様、前走東京戦は直線で不利が有った。馬券圏内を外したのが過去17戦して4回しかないという堅実派で、東京に限れば10走して1回のみ。しかも残る9回は2着以内。こちらも好勝負可能。

馬単
15=13 15=6 15=10

第9回ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス(GⅢ)

コスモサガルマータが本命。前走は出遅れた上に直線で内へヨレていたが、一枚違う決め手を披露。トビの大きさは父ヴィクトワールピサ譲りといえるだろう。頭数が増えて相手強化と簡単ではない一戦だが、それでも決め手が勝るとみて。

対抗はグランヴィノス。シュヴァルグランの下ということでデビュー前から注目を集めていた馬だが、新馬は期待通りの勝ち振り。明らかにまだ馬は緩いのだが、父がキタサンブラックに替わって、全身を上手く使った伸びやかな走り。叩いて馬体が締まって来ればこの相手でも。

シュタールヴィントは未勝利の前走東京戦で変わり身を見せた。新馬は自分から進んで行かずモタモタしていたが、前走は明らかに前向きさが出ていた。Bコース替わりとなり、先行して内枠の利も生かしたいところ。

アイルシャインも決め手は非凡。新馬は4角で他場に前をカットされる形となったが、そこから立て直して大外一気。このメンバーだと馬自体が上位という訳ではないが、この決め手だけでなく、最後迄諦めない根性も好印象。

馬単
10=6 10=2 10=11

ジャパン・オータムインターナショナル 第39回マイルチャンピオンシップ(GⅠ)

サリオスが本命。前走東京戦は復活の狼煙を上げるレコード勝ち。馬体が絞れてデキ自体も上向きなのだろうが、本当のところはグランアレグリアが居た昨年よりこの路線自体のレベルが低下している面も大きい。今年のメンバーなら負けられない。

同じことはシュネルマイスターにもいえる。前走中山戦は唯でさえ不慣れな1200mだった上に、内有利な馬場状態でどうしようもなかった。9着とはいえ、4角圏外から0.5秒差なら良く追い上げた方だろう。サリオス同様、雨予報は歓迎しないが、それでも格好は付けてくれる筈。

レベルが低いということは新興勢力に台頭の余地が有るということ。その点でクローズアップされるのがセリフォスだ。前走東京戦は先行しなかった点に不満は残ったものの、GⅡでは力が違うと言わんばかりの勝ち振りだった。出遅れながら4着と好走した前々走東京戦から、GⅠでも力は足りる筈。

押さえがウインカーネリアン。差し馬が多く、出脚自慢の馬が内枠を引けたのは何よりで、好位置で流れに乗れそう。前走も着差こそ僅かだったが、前を可愛がるだけ可愛がってのモノ。雨を苦にしない点も強み。

馬単
5=4 5=10 5=2

第27回東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅡ)

出世レースだけ有って、1戦1勝の馬が人気を集めそうだが、その中で連の軸としてはロッククリークか。新馬の前走中山戦は追って一瞬の反応が鈍い面は有ったが、最後にグイッとひと伸び。底力を感じさせる勝ち振りだった。距離短縮は好材料とはいえないが、東京なら大崩れも考え辛いところ。追い比べに持ち込めば。

対抗はハーツコンチェルト。何より馬体に大物感が有り、新馬の中京戦は2着馬に1.3秒差を付ける圧勝劇。ただ、当時の2,3着馬が何れも次走で着外に消えており、メンバーレベルに一抹の不安も有る。

フェイトも好勝負。新馬の新潟戦は追い出して内にモタれていた点が気にならないでもないが、他馬が止まって見えるレベルで決め手が違っていた。先週にオールパルフェが重賞を勝つ等、新種牡馬として上々の滑り出しとなったリアルスティールだが、今週も期待が持てる。

押さえがタイセイクラージュ。1番人気に応えられなかった前走阪神戦だが、追って暫く反応せず、エンジンが掛かったのはラスト150m。競馬が終わった後だった。東京で新馬勝ちした際は、そこ迄ズブい印象はなく、改めて見直したい。

馬単
1=8 1=5 1=11

ジャパン・オータムインターナショナル 第47回エリザベス女王杯(GⅠ)

来年も現役続行という話は有る様だが、デアリングタクトにとって、国内では事実上、これが最後のGⅠを勝つチャンス。来年上向くとも思えず、ここで勝てなかったら勝てるところがない。前走中山戦はこの馬の持ち味が生かせない展開となり、参考外。阪神よりは京都の方がいいだろうが、最低でも格好だけは付けたい一戦。雨予報は歓迎材料。

逆転の一番手はスタニングローズ。絶対能力で勝ったとはいえない前走だが、前で流れに乗れる器用さが生きた格好。勿論、最後に失速した今春の東京戦を考えれば、馬の成長も大きかった。あとは距離面。微妙に長い印象が有るのと、このプラットフォーム自体が意外と差しが届く展開になることが多く、最後に甘くならねばいいが...。

距離をいえばジェラルディーナ。ジェンティルドンナの娘で血統的には速い段階から期待されていたが、如何せんイレ込みがキツくて競馬で全能力を発揮出来ないままになっていた。しかし、前走中山戦は下見でこれ迄が嘘の様な落ち着き振り。レースそのもの内に居た利が大きく、高い評価はし辛いが、今回も下見で落ち着いている様なら好走必至。

押さえがピンハイ。ガサがなく下見からは手が出し辛い馬だが、一瞬のキレだけをいえば現役屈指のモノが有る。前走も準オープンでは有ったが、人気を背負ってちゃんと勝ち切ったことに価値が有る。ただ、瞬発力身上の馬だけに、雨は歓迎しない。出来れば良馬場でやりたいところ。

馬単
4=10 4=18 4=3

第57回デイリー杯2歳ステークス(GⅡ)

メンバー低調。血統等から1戦1勝の割に人気になるだろうが、ダノンタッチダウンに期待する外なさそう。新馬の前走中京戦は着差こそそこ迄大きくなかったが、外から力でネジ伏せる様な勝ち方。下見ではまだ明らかに馬が緩い状態だっただけに、一度叩いて馬体が締まって来れば更に走れる筈。

対抗はシルヴァーデューク。前走東京戦は勝てる競馬を能力不足で落とした形。ただ、勝ったドルチェモアはソコソコ強そうで、2着のグラニットが大逃げを残す形と、特殊な競馬になったことも確か。フォーム自体には素質の高さを感じさせるモノが有り、最後迄頑張り切れるなら、今度こそ勝ち負け。

クルゼイロドスルも脚は持っている。前々走は新潟戦はリバティアイランドが相手で、これはどうしようもないところ。幾らスローとはいえ、道中2番手から上がり32.4秒なのだから、良く頑張っている。前走東京戦は当然の完勝劇。あとはその前走で出遅れたのでゲートさえ決まれば。

枠の利で逃げそうなショーモンが押さえ。新馬の札幌戦で外枠発走になった様にまだ若い面は有るのだが、出脚が速く、いいスピードを持っている。逃げて勝った馬も居るが、何れも外枠。ゲート五分なら。

馬単
2=6 2=8 2=1

第12回みやこステークス(GⅢ)

課題がない訳ではないが、ハピのスケールに賭けてみたい。古馬との初対戦となった前走中京戦だったが、メンバー中、最速の上がりで0.1秒差の2着。トビが大きく、末脚は確実。新潟、中京と使って来たが、阪神の方が差しは届き易い筈。今度こそ突き抜けるか。

タイセイドレフォンは、そのハピに前走新潟戦で先着している。スケールではハピの方が上だろうが、こちらの方が出脚が有って、前で流れに乗れる強みは有る。あとは流れに乗れさえすれば。

阪神で4戦全勝のオメガパフュームが3番手。今回も目標はあくまで大井戦の筈で、その点では昨春同様なのだが、2走前が59kgを背負って完勝といえる内容。これも差し一手でしかも今回は内枠と消える要素は多いのだが、結果が出ている以上は軽視禁物。

穴ならメイショウフンジン。前走は東京2100mで先行して踏ん張り切れなかったが、先着された馬は何れも外から飛んで来た馬で、競り合いでは負けていなかった。当然、距離短縮は悪くない筈。ここも単騎逃げが見込め、ひと踏ん張りを期待。

馬単
8=9 8=3 8=6

第27回KBS京都賞ファンタジーステークス(GⅢ)

人気になるだろうが、前走中京戦がレコード勝ちだったアロマデローサに期待する。その前走は迫力を感じさせるといった強さではなかったが、好位で折り合ってしっかり抜けて来るセンスの高い競馬。血統からマイルはどうかだが、再度の1400mなら勝ち負け必至。

対抗はシルフィードレーヴ。前走小倉戦はゲートが甘かったことも有り、差す競馬となったが、直線で手前を替える際に一瞬モタついた分が届かなかった3着。阪神、距離延長共プラスに働く筈で、あとは中央デビュー組との相手関係だけ。

函館チャンプのブトンドールも1400mのほうがいいかも。ビッグアーサー産駒で如何にも見た目はスプリンターだが、その分、馬体に迫力は有る。パワーで差して来るタイプなので坂も歓迎材料。あとはここ迄2走が道悪だっただけに良馬場でどうか。

新馬即重賞となるレッドヒルシューズが押さえ。序盤は1000m62.1秒のスローとなったが、新馬にしては外から出入りの激しい展開となり、その中で道中は良く我慢。最後も他馬に寄られていたが、健気に最後迄走っており、根性が有りそう。

馬単
11=12 11=5 11=6