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競馬予想 2022年5回阪神

第39回ホープフルステークス(GⅠ)

大外枠でもミッキーカプチーノに期待する。前走は500万だったが、坂を上る脚は他馬とまるで次元が違っていた。先々週の阪神戦もそうだったが、今年の牡馬に化物クラスは見当たらず、折り合いさえ付けば楽々抜け出せる筈。

王道路線のガストリックが対抗格。ただ、完成度の高さとデキの良さで勝って来たが、渋太いだけで大物感がない。今年のメンバーならそれでも勝負になる筈で、連軸としてこちらに期待する手も有るが、勝ち切る迄はどうか。

まだ細身だが、トップナイフも素質を感じさせる。前走阪神戦は4角で接触する不利が有りながら勝ち馬と同タイムの2着。出脚が有って、レースセンスも有りそう。セコい立ち回りで上位争いに顔を出す。

ハーツコンチェルトは前走東京戦の評価が難しい。3着とはいえ、出遅れて大外と、ロスも大きかった一方、中京の新馬で1.3秒チギッた脚を考えると走っていないという見方も出来る。ただ、その前走は馬体が緩かった。締まってくれば突き抜けても。

馬単
18=10 18=8 18=2

第67回有馬記念(GⅠ)

何処からでも狙える組み合わせだが、連軸としての期待はボルドグフーシュが一番無難か。前走阪神戦はアスクビクターモアを何とか捉えたかったところだが、回り脚の速さだけはひと際目立っていた。この脚こそ中山2500mで最も必要な部分。タイトルホルダーを目標に運べる点も有利。

そのタイトルホルダーが対抗。昨年はパンサラッサの逃げで2番手からの競馬だったが、今年はそのパンサラッサが香港戦へ回ったことでハナが望める組み合わせ。今春はデキがイマイチに見えた点が気にならないでもないが、自分の競馬に徹して何処迄。

大外枠でも昨年2着のディープボンドが3番手。仏国遠征からの臨戦は昨年と同様。同じ遠征帰りでも、陣営に経験が有る分、状態面の心配はない。その昨年は内枠を生かしながらエフフォーリアに完敗。GⅠとなると少し壁が有る嫌いも有るが、堅実は堅実。

イクイノックスは一応の押さえ程度。斤量面でのアドバンテージが有ったとはいえ、前走東京戦は1頭だけ脚が違っていた。瞬発力に関しては申し分ないが、キタサンブラック産駒とはいえ、中山向きではなさそう。ジャパンカップを回避してこちらへ回って来た以上、陣営は問題ないと判断しているのだろうが...。

馬単
3=13 3=16 3=9

第17回阪神カップ(GⅡ)

枠は遠いが、連覇に期待してグレナディアガーズが本命。尤も、昨年も18頭立ての12番枠で、外から差し切ってのモノ。今年のメンバーなら実力的には断然といえるだろう。海外遠征帰りで状態面は懸念材料となるが、最初からここが目標だったのも明らか。デキに関しても問題ないとみたい。

ただ、今開催は基本的に内有利。最内枠のカイザーミノルも単勝迄考えておきたいところ。前走東京戦に負け過ぎ感がない訳でもないが、出遅れて外から無理に行ったのが応えた面も有った。どちらかといえば頭が高い走法で、スンナリ流れに乗れないと脆いのは致し方ないところ。発馬五分でスムーズに運べれば。

ダイアトニックはこれが引退レース。豪州で種牡馬入りとのことで、目一杯仕上げて来ているとは思えないが、前走が完勝だった様に阪神1400mは手堅い。あとはメンバーレベル。同じGⅡでも賞金が高い分、今回の方がメンバーが揃った。

押さえがそのレースで3着だったルプリュフォール。出遅れながら良く差して来ていたが、坂を上る際にロータスランドに寄られたのが痛かった。マトモだったら2着有った競馬。今回は外枠。前述した様に相手は強化されるが、今度こそ結果に繋げたい。

馬単
18=1 18=14 14=16

第74回朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)

先週のリバティアイランドと違い、牡馬は混戦。となると、1戦1勝のレイベリングに期待してみたい。前走東京の新馬戦は異次元の走り。"飛ぶ"系の走法ではないが、脚を叩き付ける強さが他馬とは違っていた。この手の馬は何処にも居ない可能性も高いが、自分の力さえ発揮出来れば。

オールパルフェが対抗。人気どころが差し馬故に、先行力は魅力。前走に関してはゲートで安目を売ったことも有り、不安材料がない訳でもないが、発馬五分で先手を取れるなら大崩れは考え辛い。

そのレースで2着だったダノンタッチダウンが単穴。素質は相当高いこともまた間違いないが、その一方でまだ馬が少し緩い印象も。馬体さえ締まって来れば突き抜けてもいいが、まずは下見に注目。

ドルチェモアも自分の力さえ発揮出来ればといったところ。前走東京戦はグラニットが大逃げを打ち、スタンドが沸いたが、自力で動いて捕まえた点はお見事。血統からゲートに不安も有るが、五分の発馬で流れに乗れれば。

馬単
14=3 14=12 14=2

第8回ターコイズステークス(GⅢ)

サブライムアンセムが狙い目。前走阪神戦は負けたといっても、0.7秒差。出遅れた上に、外枠勢が総じて後方に沈んだ様に、12番枠も味方しなかった。休養前の前々走にしてもGⅠで0.2秒差と、世代上位の力を示しており、ハンデは少し見込まれたが、GⅢなら何とかしたい。

同じことはスカイグルーヴにもいえる。こちらは18着と殿負けだったが、サブライムアンセムより更に枠が遠い17番枠が応えた格好。今春の実績からこのメンバーなら実力は上位。内で上手く脚を矯めてマイルさえ克服出来れば好勝負。

中山でお馴染みのミスニューヨークが3番手。差し一手で中々難しい部分も有るが、中山に限ればこれ迄掲示板を外していない。昨年53kgで勝って、その後も牡馬相手にソコソコ走りながら55s。ハンデも少し恵まれた印象。

アブレイズもここなら互角以上の扱いが必要。ハンデは仕方がないところだが、前走東京戦はGⅠに挑戦して0.8秒差と、大きくは負けていない。近走は一枚重たい状態だっただけに、480kg台迄絞れればもっと走れる筈。

馬単
4=3 4=13 4=5

第74回農林水産省賞典阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)

リバティアイランドが不動の本命。前走東京戦は捌き損ねて2着惜敗に終わったが、トビの大きさ、馬体のスケール、そして何よりデビュー戦で見せた上がり3F31.4秒の豪脚と、全ての面でワールドクラス。無事なら世界の頂点に立てる馬で、国内戦ではもう負けられない。

そのリバティアイランドに前走東京戦で先着したラヴェルが対抗。その前走はリバティアイランドを意識しつつ、少し早目に動いて出し抜け気味に乗ったのが奏功した形。ただ、再度の大外枠となるが、前走の10番枠に対し、今回は18番枠と、楽ではない点がどうか。

リバーラも注目の存在。前走阪神戦は全くの人気薄だったが、"テン良し、中良し、終い良し"の強い内容。スプリント体型で距離に限界が有ることもまた明らかだが、2歳の時期ならスピードで克服するケースも多い。ブッチぎる展開になれば話は別だが、マトモなら東京戦組以外には先着出来る筈。

完成度が高いドゥーラが押さえ。ただ、前走札幌戦は回り脚の速さが光ったが、裏を返せば阪神マイルで求められる適性とはまた違う部分が有る。ここを勝てば本物ともいえるが、走ってみないと何とも。今秋は初GⅠ制覇のジョッキーが多く、その点ではトレンドともいえるが...。

馬単
9=18 9=12 9=16

第58回中日新聞杯(GⅢ)

このレースでこの手の馬が来た試しはないが、キラーアビリティの復活に期待してみたい。前走東京戦は大して伸びなかったが、道中で折り合っていたとはいえ、距離も長かった。下見の雰囲気からデキに問題はなく、適距離で見直す。

プログノーシスが対抗。500万からの連勝は前走阪神戦で止まったが、アドマイヤビルゴが上手く逃げただけで、2着ながらも最後は1頭だけ違う脚で差していた。出脚がなく、多頭数を捌けるかどうか注文は付くが、前さえ開けば。

ソフトフルートは中京巧者。少し枠が外過ぎる面は有るが、坂が上れていい決め手を持っている。前走阪神戦も4角で少し外へ張られてキツい展開になった中で、最後は良く差して来ていた。展開ひとつ。

先行馬が少なく、逃げそうなギベオンが押さえ。昨年の当地でGⅡを逃げ切り勝ち。その後はハナへ行ったことはなく、仮令、好位からの競馬となったとしても充分競馬になる筈だが、この相手で中京なら一発狙って来る筈。

馬単
1=6 1=15 1=8

ジャパン・オータムインターナショナル 第22回チャンピオンズカップ(GⅠ)

圧倒的人気でもテーオーケインズが主軸。前々走大井戦は出入りの激しい競馬となり、参考買いの面は有るが、ベストは左回りなのを再認識させたのが前走の盛岡戦。ゲートに一抹の不安は有るが、外枠ならリカバーもし易い筈。

ジュンライトボルトはダートに転向して上昇一途。少し頭が高い走法なのが芝での詰めを欠いた一因だが、ダートだと新潟や中京でも最後迄脚が持続している。メンバーは一気に強くなるが、今の勢いなら。

サンライズホープは前走阪神戦が強い内容。出遅れて差す形にはなったが、自分から外を動いて押し切ってみせた。ただ、本来は先行するタイプで、ゲートを決めて好位で流れに乗れる様なら粘り込める。あとはトビが大きいので内枠がどうか。あまり揉まれたくはないところ。

長打ならノットゥルノ。ハマればGⅠを勝てるだけの決め手が有る反面、脚の使いどころが難しいタイプ。前走船橋戦は何時もの鞍上と違ったことも有り、先行策に出たのが裏目に出たが、主戦に戻って今度こそ。

馬単
12=5 12=2 12=9

第72回チャレンジカップ(GⅢ)

懲りずにビーアストニッシドに期待する。この馬の金看板は逃げ切った今春の中山戦だが、その後は大敗続き。相手が強いと中々自分の競馬をさせて貰えないのがネック。ただ、このメンバーなら力で見劣ることはない筈。ここもハナは微妙な組み合わせだが、上手く流れに乗れれば。

昨年の覇者、ソーヴァリアントが対抗。その後、骨折が有って、9月の当地で再始動したが、心房細動で全く競馬にならなかった。当時のデキは少し怪しかった気もしないでもないが、間隔を開けて改めて。

ヒンドゥタイムズもGⅢなら好勝負必至。一昨年の3着馬だが、当時とは別馬。去勢の効果も有ったのだろうが、馬も良くなっている。前走にしても坂が上れなかったのは早仕掛けと距離の影響。適距離の2000mで巻き返す。

逃げそうなレッドベルオーブが押さえ。開幕週だった前走東京戦に案外感は有るのだが、オープン特別とはいえ前々走小倉戦が強い内容。ビーアストニッシドが行けないなら単騎で行ける筈で、GⅢなら何とかしたい。

馬単
10=5 10=12 10=1