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競馬予想 2023年1回中京

第63回きさらぎ賞(NHK賞)(GⅢ)

昨年のマテンロウレオと同じパターンという気もしないでもないが、オープンファイアに期待する。マテンロウレオもズブい馬だが、この馬も前走東京戦は序盤にハミを取らず、最後に詰めて来た格好。ただ、その脚は充分重賞クラスといえるモノ。当然ながら少頭数は歓迎。200m延びる点も好材料。

フリームファクシが対抗。前走は道中で行きたがっていたが、それでも力強く抜けた。平場の500万とはいえ、性能そのものは非凡。鞍上にとっても、その前走で中内田厩舎のダノントルネードを捨てて、こちらを選択した経緯も有り、是が非でも負けられないところ。

シェイクユアハートが3番手。上位2頭とは明らかに能力差が有るが、差し当たって、道中の折り合いは付き、常に自分の力は出せるタイプ。この鞍上だけに少なくとも最内枠を生かした競馬はしてくれる筈。

大方この3頭で決まる筈だが、間違いが有ればクールミラボーか。芝で走ったことがなく、良くいえば未知の魅力が有る。とはいえ、馬振りそのものは、ここでもヒケを取る様なことはない筈。前走阪神戦で手前が替わっていなかった点から、左回りに替わる点も好材料。

馬単
7=2 7=1 7=3

第28回シルクロードステークス(GⅢ)

ナムラクレアが中心。前走中山戦は外を回る展開が応えたもの。勝ち馬がジャンダルムだけに、GⅠといえどもレベルの問題は否定出来ないところだが、それは全体に言えることで、GⅢなら力は一枚上。56.5kgも、他馬が背負っている上に、馬格の有るタイプだけにこなせる筈。

対抗はテイエムスパーダ。近走は案外の競馬が続いているが、ゲートで失敗しているのが終いの粘りを欠いている印象。48kgで重賞勝ちの馬だけに、斤量を全く否定することは出来ないが、ゲートさえ五分に決めてすんなりハナなら。

シャインガーネットは昨年の2着馬。当初はマイル辺りを狙っていたが、折り合い面に課題の有る馬で、1200mの方が合う。最内枠の馬にとって、今秋からBコース替わりとなった点も味方する筈。

押さえがファストフォース。前走阪神戦は久々に控える競馬で4着。上位馬が内を回っていた中で、外を回る展開が応えた形。ただその反面、それ以外の近走は、序盤から押して強引に行って粘り込む競馬が多い。何がベストかはハッキリとはしないが、何れにせよこの辺りのメンバーなら力量は上位。

馬単
2=11 2=1 2=9

第40回東海テレビ杯東海ステークス(GⅡ)

中京巧者のハヤブサナンデクンを本命に推す。それ迄当地で連対を外したことのない馬だったが、3走前の当地で7着。ただ、敗因は明白で、最内枠で砂を被って嫌気を出したのが応えた。今回は外枠が当たってスムーズに運べそう。

クリノドラゴンが対抗。差し一手ながら、その分堅実。勝ち切るには色々な助けが必要が、常にいい位置には居るタイプ。58kgは少し気にならないでもないが、どんな形でも馬券には絡めておきたい。

ハギノアレグリアスは前走阪神戦が惜しい内容。4角時点では勝ったサンライズホープとは似た様な位置だったが、ワンテンポ待たされる形となった分の2着。スムーズなら際どくなっていた。ただ、条件戦時代ながら中京にも良績が有り、好勝負必至。

意外と人気はないが、ゲンパチルシファーも押さえておきたい。前走は小倉で重賞勝ち。展開がが上手く噛みあった感も有るのだが、着実に力を付けて来た。昨年のこのレースで7着だったが、休み明けも苦にしないタイプで、最低でもそれ以上を。

馬単
13=12 13=4 13=14

第70回日経新春杯(GⅡ)

ヴェローナシチーに期待する。昨秋に同じプラットフォームで走っているが、道中で不利が有って5着。マトモなら馬券圏内迄有った競馬だった。対して、前々走阪神戦がダラしなかったが、GⅠだと壁が有ったということだろう。ハンデも恵まれ、今回はチャンス。

対抗は前述ヴェローナシチーが5着だったレースで2着だったヤマニンゼスト。といってもこちらはイン突きがハマっただけで、能力的には評価し辛い内容。ただ、今回は最内枠。再現しても不思議はない。

サンレイポケットが3番手。グレードを問わず常に入着止まりだが、毎回一枚太い状態で走っている。その分、息が長いともいえるので、絞る気はないのだろうが、常に馬券圏内には来れる力は有る。

先行しそうなアフリカンゴールドが押さえ。昨春に阪神で大穴を開けたが、この時が稍重。他馬の瞬発力が発揮し辛い馬場状態になると渋太い。今回はそういった馬場状態になりそう。デキは高値で安定しており、今回辺りは一発も。

馬単
8=1 8=14 8=13

第60回農林水産省賞典愛知杯(GⅢ)

負ける条件を挙げればキリはないのだが、マリアエレーナが一番強いのは疑う余地はないところ。前々走小倉戦の圧勝劇に加え、前走東京戦もGⅠで、他馬に寄られて2角へ逆走させられそうになりながらも0.7秒差の7着。馬格がなく道悪と、重ハンデが応える条件も揃ったが、本来は圧倒的一本被りでも不思議はない馬。この人気なら。

対抗はアートハウス。前走阪神戦は馬を信じて勝ちに行く競馬をして、坂が上れず失速。ただ、馬を強くする競馬だったことも確か。実戦でしか得られないモノが有った筈。一応中京は重賞勝ちの舞台。GⅢだけに、最低でも格好は付けたい。

穴はホウオウイクセル。低迷していた時期も有ったが、馬体増が何よりパワーアップの証。昨夏の新潟戦でキッカケを掴み、前走の同じく新潟戦も道悪の中、力強いフォームで良く頑張っていた。登坂力は未知数だが、今のデキならこなせる筈。

アイコンテーラーも左回りなら堅実。前走もキラーアビリティから0.1秒差。完敗の内容だったことも確かだが、折り合いが付いていたのは収穫。ハンデも53sなら恵まれたといえそうで、器用に立ち回って粘り込む。

馬単
2=3 2=6 2=13

第39回フェアリーステークス(GⅢ)

昨年の2着馬はスターズオンアース。勝ったライラックも古馬相手のGⅠ2着が有る等、最近は出世レースとなっているが、今年はミシシッピテソーロに期待してみたい。ここ2走は重賞で連敗中だが、前走阪神戦はリバティアイランドと一緒に動いてそれなりに頑張っていた。前走分だけ走れば馬券圏内は外さない筈。

ヒップホップソウルが対抗。前走東京戦で競り負けたのは頂けないが、序盤に他馬との接触が有り、行きたがったのがその一因。ゲートを決めて、折り合いスムーズなら巻き返す。

3番手が新潟で重賞勝ちのキタウイング。前走阪神戦はGⅠで相手が強く歯が立たなかったが、前で闘った経験は大きい筈。1kg重い点と中山に経験がない点さえクリア出来れば。

ディヴァージオンも圏内。当地の前走新馬戦は2000mの大外枠だったが、出脚が速く、器用さや。登坂力も見せた。あの出脚ならマイルで流れに乗れないということはないだろう。後は相手関係。

馬単
6=5 6=14 6=11

第57回日刊スポーツ賞シンザン記念(GⅢ)

少頭数ながら、チャンスの有る馬が多く、激戦模様。ならば人気がなさそうなスズカダブルを狙う。出来れば先行したい馬だが、前走阪神戦は枠が遠く、中段からの競馬となり、力を出せず終い。右回りはモタれる癖が有り、左回りに替わるのも好材料。兎に角単騎で行ける形に持ち込みたい。

ペースセッティングは実績上位。前走阪神戦で取り溢したのは痛恨だったが、細かい部分で、競馬が下手な印象も。1400m迄しか経験のない馬だが、勝負どころでズブさを見せる面が有り、今ならマイルの方がいいかも。

人気を集めているライトクオンタムは走ってみないと分からないところ。前走東京戦の圧勝振りだけをいえば、このメンバーでも勝てるということになるが、如何せん線が細いのがネック。一般的にはパフォーマンスを落とし易いケース。

サンライズピースもそこ迄差はないか。前走阪神戦はペースセッティングと0.2秒差。スローで前残りの決着だったことを考えれば、許容範囲といえる内容。差し一手だけに頭数が減る点も有利。

馬単
3=7 3=2 3=1

第61回スポーツニッポン賞京都金杯(GⅢ)

絶好枠を引いたプレサージュリフトに期待する。一連のGⅠでは歯が立たなかったが、それでも0.5秒差,0.6秒差,0.6秒差と、大きく負けた訳ではない。G𔷚のメンバーなら力は互角以上。今年から斤量の規定が変わり、全体的に1kg増となっているが、その中での54kgも恵まれた。

ただ、正月開催は先行決着になり易く、アルサトワの逃げ切りも考えておきたい。前走東京戦は直線でバッタリ止まったが、一旦はハナに立ちながらアオイクレアトールが徹底先行の構えで来た為に譲らず、引っ掛かったのが敗因。楽々単騎なら粘り込める筈。

差し一手だが、イルーシヴパンサーも上位の馬。期待された昨春の東京GⅠで結果を残せなかったが、スペース的に動き辛い位置に押し込められてもいた。イン有利時の中京では再度、そうなる危険も高いのだが、この時に今回と同じ58kgを背負っていたのは強み。

マテンロウオリオンもGⅢなら軽視し辛いところ。こちらも差しタイプだが、イルーシヴパンサーと比較で少し格が落ちる面は否めない。ただ、中京では昨春に先行して重賞勝ちの実績。ここはダイワキャグニーが直ぐ内に居て、上手く好位置を確保出来る様なら。

馬単
2=4 2=7 2=10