先行するエクロジャイトが本命。前走京都戦は自分のペースで楽に行けたことも有ったが、先行争いに出脚で決着を付けて、終いも粘り強く、最後は後続を突き放していた。クラブ馬の割に何時も人気にならない馬だが、先行有利な新潟でこの脚が有れば勝ち負け必至。
ライオットガールが対抗。前走中京戦は51kgとはいえ、準オープンで勝ち馬と0.3秒差の4着。最後迄、渋太く粘っていた。重賞好走馬が少ないこのメンバーなら力量上位といえるだろう。あとはイレ込み易い気性面とまだ線の細い状態面。出来れば馬体増で出て来て欲しいところ。
クールミラボーも脚は持っている。出脚がないので、差し一手となるが、前走阪神戦は1000万で最速の上がりを繰り出し2着。ただ、直線は右手前のままで、届きそうで届かないもどかしさも有ったが、左回りに替われば突き抜けても不思議はない。あとは展開がハマるかどうか。
人気のミスティックロアは走ってみないと何とも言えない部分が多い。前走阪神戦は確かに強かったが、直線で真っ直ぐ走れず、鞍上が必死で修正しながら追っていた。それで居て、2着の3馬身差だから尚のこと強いともいえるのだが、この手のタイプは連続好走を期待するとサッパリというケースも多く．．．。
ご当地名物レースながら、スペシャリストしか出て来なくなって、メンバー低調感も。昨年2着のシンシティに期待する手か。とはいえ、前走に案外感は有るのだが、数字そのものはこの馬として重たい方ではなかったにせよ、見た目にボテッと映った。夏場で馬体を絞って今度こそ。
対抗はファイアダンサー。前走の2着は最内枠ながら、外へ持ち出しての2着。1000m戦で出遅れるのは致命傷だが、それでも最後にひと脚使えるのが強み。あとは前が開くかどうか。出来れば少し時計が掛かって欲しいところ。
大外枠のレジェーロも圏内。周回コースだと捌き切れずに終わってしまうケースばかりだが、直千競馬なら巻き返しは可能。良馬場時の昨年が4着と、時計面にも有る程度、メドを立てている点も強み。
押さえがスティクス。昨年の5着馬だが、昨年は最内へ進路を取ってのもの。結果的に定石通り外で決まる形になったが、内に居た中では最先着。今回は外枠を引いて、素直に外へ寄せて行くかたちになりそう。出脚は間違いなく速いので、あとは最後の踏ん張り次第。