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競馬予想 2023年3回京都

ジャパン・オータムインターナショナル 第43回ロンジン賞ジャパンカップ(GⅠ)

枠順はほぼ同条件となり、真っ向勝負でリバティアイランドが世界一を目指す一戦。前走京都戦は完勝。安全策で早目早目の競馬になったが、今更ながら同世代ではモノが違った。走法からスケールを感じさせる馬は滅多に居るモノではなく、何年に一度の傑出馬。54kgも有利。

イクイノックスも対抗以下には落とせない。前走は時計も含めて、呆気に取られる程の強さ。3歳時は少し怪しさも有った距離面の不安もすっかり解消。減点材料は何ひとつないが、リバティアイランドと4kg差の斤量、臨戦過程を考えても中5週と中3週の差は大きい。

ドゥデュースは背水の陣で臨む一戦。今秋は何故か当日の乗り替わりが目立つが、鞍上が替わって、馬が戸惑ったのか、競馬にならなかった。本来の鞍上が未だ乗れないとのことで、前走の鞍上が引き続き騎乗。能力面で何等見劣る存在ではないだけに、今度こそ。

タイトルホルダーが押さえ。前走中山戦は競走中止明けで2着。故障で止めた馬が、翌走に重賞で1番人気になること自体が前代未聞だったが、仕上げに手緩さが有った中では良く走った方だろう。パンサラッサが出て来たことで2番手からの競馬になりそうだが、前がバラけて後続を離す形にさえなれば。

馬単
1=2 1=5 1=3

第10回ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス(GⅢ)

今年の2歳重賞は1番人気が負けるケースも多く、総じて混戦。ここも難しいが、素質を一番感じるのはギャンブルルームか。前走札幌戦は器用さ勝負で負けた格好だが、好馬体の持ち主。トビが大きく、出来れば広いコース向きの馬で、京都内回りもいい条件ではないが、立ち回りひとつ。

サトノシュトラーセも好素材。前走の未勝利は5頭立てとなり、勝っても威張れたモノではないのだが、楽勝だった。抜け切って頭が上がっていたのは、遊んでいた分だろう。胴長でスッキリとした馬体も、この距離や条件を考えると合っている。

逃げそうなホウオウプロサンゲが3番手。前走東京戦はダノンエアズロックが強過ぎた格好。ハナを切って、上がり3F33.2秒で負けたら仕方がないところ。とはいえ、前述した様に、ここは傑出馬不在。再度、単騎逃げの形なら。

ディスペランツァも阪神の前走が強かった。出遅れたが、出脚は有って、中段を確保。直線に向いてからの脚もしっかりしていた。まだ太いので、馬体が絞れればもっと走れる筈。

馬単
7=13 7=9 7=12

ジャパン・オータムインターナショナル 第40回マイルチャンピオンシップ(GⅠ)

枠は遠くなったが、成長力豊かなナミュールに期待したい。昨春は不利続きだったが、前走東京戦は憂さ晴らしの一戦。何度も不利を食らいながら馬群の中に居ただけに、目に見えない課題が有るのかも知れないが、間違いなく強い内容だった。大外枠からどう乗るか、フタを開けてみないと分からない部分は有るが、ここは決めたい一戦。

対抗はシュネルマイスターは前走が強い3着。捌きに失敗したソングラインの後追いとなってしまい、更に後手に回ってしまった。3着でも同タイム迄、差を詰めた点は高く評価出来る。その前走は+10kgと、少し太目残り。絞れてくれば更に動ける筈。

昨年の覇者、セリフォスが3番手。前走東京戦は課題のゲートこそ五分に出たものの、道中は掛かり気味。折り合い面をいえば、出遅れた方がいいが、今の京都だとそれはそれでキツい。中間一頓挫が有った様で、デキにも自信が持てない状況だけに、尚のこと立ち回りが難しい。

押さえがソウルラッシュ。G#8546;を走るのがそもそも初めてだったが、流石に力が違った印象。59kgを背負って出脚は苦しかったが、それでも頑張って先行していた点も好印象。今回も内枠を得て、当時の先行策が生きて来る筈。1kgでも軽くなる点も有り難いところ。内から抜け出す展開に持ち込めば。

馬単
16=9 16=11 16=1

第28回東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅡ)

新馬即重賞の馬に、傑出した存在は見当たらない。ならば、ガイアメンテの巻き返しに期待してみたい。札幌戦は道中で力んでどうしようもなかったが、鞍上の問題も有ったか。史上最多勝の鞍上も、現状で腕っぷしを求められると如何にもキツかった。勿論、陣営も工夫はしてくれるだろうが、外国人ジョッキーに乗り替わって今度こそ。

相手も前走が重賞だったストラウス。これも馬振りは抜群で、素材は一級品。これも前走は引っ掛かってどうしようもなかったが、意外と真っ直ぐ走れていた点も含めて、体幹は強い。距離経験のなさも課題だが、能力は間違いなくNo.1。折り合いさえ付けば、圧勝でも驚けない。

1戦1勝の馬ではファーヴェントが筆頭。こちらはお世辞にも馬に迫力が有るとはいえないが、新潟の新馬はセンスを感じさせる内容。直線は狭くなる場面も有ったが、アッサリ抜け切った。スローの決め手勝負なら。

フォルラニーニも中山での新馬の内容が強かった。出脚が有って、道中の折り合いもスッと付いていた。終いも1頭だけ脚が違っていたが、4角で少し外へ逃げていた点は課題。左回りでどうか。

馬単
6=9 6=3 6=9

ジャパン・オータムインターナショナル 第48回エリザベス女王杯(GⅠ)

3歳馬が人気だが、中でも条件が揃ったといえるのはハーパー。少しズブい馬で、京都内回りの2000mはお世辞にも向いているとはいえない条件。逆に外回り2200mは合っている筈。距離適性が意外とモノをいうケースが多いレースだけに、ここは決めたい。

長打に期待するならゴールドエクリプス。前々走小倉戦は内で決まる展開の中、外を回らされて絶望的な展開だったが、牡馬相手に良く追い込んで3着。前走京都戦は、準オープンならレベルが違ったという外ない競馬だった。馬体の良さは最初からGⅠ級で、今年のメンバーなら。

昨年の覇者、ジェラルディーナも圏内の1頭。小回りのマクり勝負の方がいい印象も有る馬だが、前走中山戦は仕掛けるのが遅く、持ち味を生かしていない。休み明けも走らないタイプで、2走目の今回は期待されて当然。立ち回り一つ。

人気のブレイディヴェーグは走ってみないと分からない部分も。これもハーパー同様、内回りよりは外回りの方がいいタイプ。前走阪神戦も中々進路がない中で、ラスト200mは鬼脚といえる瞬発力だった。ただ、ロードカナロア産駒で、距離はどうか。最後に甘くなる危険は少なからず有る。

馬単
3=12 3=7 3=1

第58回デイリー杯2歳ステークス(GⅡ)

大物感の有る馬は不在。現時点の完成度勝負となりそうで、となるとジャンタルマンタルか。好位のインで流れに乗って、反応も俊敏。文句なしの競馬だった。距離は違うが、京都外回りを経験して来たのも強み。

ナムラエイハブが対抗。2走目の阪神未勝利ではイレ込んでいたが、前走阪神戦は大分マシになっていた。レースでも我慢が利いて、最後は3馬身半差と、強い内容だった。馬体が+16kgと増えても太い印象はなく、目下成長している点も好材料。

ダノンキラウェアが3番手。これも馬はいい。前走新潟戦は、道中の折り合いこそ何とか付いていたが、追い出して少し内にモタれ気味。とはいえ、この組み合わせは2歳戦で異様に強く、今年も好勝負。

フルレゾンが押さえ。前走阪神戦は出遅れて、道中はかなり行きたがっていた。しかも、4角で外を回されと、悲惨な競馬になったが、単に勝ち切っただけでなく、1分33秒3の時計も優秀。ちょっとでもマトモに走れば突き抜けていいが、この手のタイプは使い込んで行く間に悪い方へ行くパターンも多く...。

馬単
2=11 2=4 2=8

第13回みやこステークス(GⅢ)

ワールドタキオンに重賞Vのチャンス到来。前走札幌戦はセキフウの強襲に遭い、2着止まりだったが、自分から競馬を造って強い内容だった。距離経験が少し少ない点が唯一の課題が、あの競馬を再現出来れば。

アスクドゥラメンテが対抗。デビュー前から期待されながら、最初は500kgを超える馬体の割に体質が弱く、500万でハピが相手となる等、出世が遅れたクチ。しかし、今年に入ってからは上昇一途。何れも完勝といえる内容。ただ、前走新潟戦は少し太く見えた。その分なのか、ちょっとした反応の鈍さが有り、出来れば絞れて出て来て欲しいところ。

デビューから4連勝で人気を集めているセラフィックコールは走ってみないと何とも。毎回出遅れてマクる競馬だが、この手の馬が重賞になった途端にコロッと負けるのは良く有る光景。外枠なのはまだ救いだが、他馬に内から併せられる様な格好になって弾かれると、何処にも居ない可能性も。

タイセイドレフォンも手堅い。前走は初ダートの馬にやられただけにダラしない印象も残したが、それでも不利がない限りは、殆ど掲示板を外さず、安定して駆けている。休み明けより1回使った方が動けるタイプでも有り、実績馬の少ないこの組み合わせなら。

馬単
9=1 9=15 9=3

第28回KBS京都賞ファンタジーステークス(GⅢ)

あまり人気はなさそうだが、ロータスワンドのスピードに期待してみたい。前走函館戦は馬場が悪過ぎて、ダッシュが付かず、揉まれ込んで終わってしまっただけで参考外。新馬が外枠からの逃げ切りだったが、ビアンフェの下でスピード負けはしない筈。枠も恵まれ、ハナさえ切れれば。

クイックバイオも能力は高い。1400mで勝っている点も魅力だが、行きたがる面はネック。前走阪神戦から前を壁にすれば何とか我慢してくれる筈だが、今回はフルゲートになった点はどうか。アッサリでも不思議ではないが、勝つか負けるか極端な結果になりそう。

裏の新潟での新馬勝ちだが、ワイドラトゥールも好内容での勝ち上がり。内に居た馬が粘っていた中で、外から1頭だけ脚が違っていた。1400mでどうかという面は有るが、同じ決め手で再現出来れば勝ち負け。

大穴中の大穴だが、カルチャーデイも面白い存在。4角で待たされ、直線も外に出すのに手間取りと、ロスは大きかったが、前が開くと一気の伸び。力が違った。ガサがないだけに、パンパンの良馬場でやれそうな点もプラス。この頭数さえ捌けば。

馬単
2=5 2=16 2=6