Sakura Archives

競馬予想 2024年2回京都

第41回フェブラリーステークス(GⅠ)

昨年の実績馬が揃って海外遠征。かなり空き巣感の有る一戦だが、オメガギネスに期待する手か。前走京都戦は最後に甘くなった辺り、1800mは少し長かったか。オープン特別とはいえ、東京マイルで勝ち鞍が有る点も強み。

ウィルソンテソーロが対抗。前々走中京戦はイチかバチかでたまたま上手く捌いた感も強いのだが、ハナを切って2着に粘った前走大井戦が秀逸。マイルをあまり走っていない点がどうかだが、今年のメンバーなら。

タガノビューティーが3番手。前走は出遅れた上に、動くに動けない展開で参考外。ただ、下見は良く見せていただけに、デキはいい。東京マイルは昨秋にドライスタウトの2着。力が足りないことはない筈。

地方所属馬ではスピーディキックか。戦績はイグナイターやミックファイアの方が上だが、マイルの適性という意味ではこの馬が勝る。昨年の6着馬で、レモンポップと1.0秒差なら 、今年のメンバーなら通よする計算も成り立つ。

馬単
5=14 5=10 5=12

第59回京都牝馬ステークス(GⅢ)

メイケイエールの巻き返しに期待する。前走は海外遠征の上にダートで参考外。サッパリだった時期も有ったが、前々走中山戦で復活の兆しは見えた。気性的な問題は有るとしても、トビが大きいので1200mは微妙に忙しく、1400mの方が向く筈。今の馬場なら外枠も悪くない筈で、ここは決めたい一戦。

ナムラクレアも実績上位。競馬が上手く、道中の折り合いには注文が付かないタイプ。GⅠになるとツキに見放されているが、GⅠでも勝てるだけの力は有る。あとは基本的に1200mばかりを使われて来た点がどうか。昨春のマイルを一度使ったことは今回に生きて来そうだが...。

昨年の2着馬、ウインシャーロットも押さえたい。昨年の勝ち馬がララクリスティーヌだから、今年のメンバーでも好勝負出来る計算は成り立つ。休み明けでも走れる馬で、これで人気が落ちるならむしろ好都合。

プレサージュリフトも遜色ない馬。急仕上げという話も有る様で、下見次第だが、ソコソコ骨っぽい相手でも立ち回りの上手さで上位争いに加わって来る。少しトモが甘いので平坦コースは合う筈だが、今の馬場さえこなせば。

馬単
13=12 13=5 13=10

第117回農林水産省賞典京都記念(GⅡ)

メンバー低調。無難な本命はプラダリアか。前走中山戦は流石に相手が強かったが、前々走は同じGⅡでも今回より遥かにメンバーが揃っていた中での勝利。今回は、実質GⅢレベルの相手で、58kgでも確実に決めたい一戦。

対抗はべラジオオペラ。これもGⅡレベルの実力馬。プラダリアは2走前にボッケリーニと同タイムの競馬が有ったが、こちらは前走阪神戦が同じボッケリーニと同タイム。ただ、最後に甘くなった昨春の東京戦から、1800〜2000mがベスト。今の力の要る馬場で2200mとなると、怪しさが残る。

アフリカンゴールドもこの相手なら流れひとつ。阪神で行われた一昨年の覇者でも有るが、2200〜2500m辺りの距離なら馬券圏内ではなくとも、コンマ数秒差の範囲に収めている。繰り返しになるが、ここは兎に角メンバー低調。バビットとの兼ね合いさえクリア出来れば逃げ切り迄。

穴中の穴ならラヴェル。一昨年にリバティアイランドに勝ったのが金看板だが、その後が案外。ただ、道中の行き振りから、距離は延びた方が良さそうな印象も有る。京都外回り2200mでジックリ乗れば、違った答えが期待出来るかも。

馬単
3=5 3=12 3=6

第59回デイリー杯クイーンカップ(GⅢ)

450kgの馬としては良く出来ているアルセナールに期待する。勝ち時計はマイルで1分36秒台、上がり3F34.2秒と、現代競馬では平凡な数字だが、最後の最後に見せた伸びはセンスを感じさせた。重賞のペースにさえ対応出来れば。

対抗はルージュスエルテ。新潟の未勝利、前走東京の500万と逃げ切り勝ち。頭が高い点が気にならないでもないが、今のDコースなら、この先行力は武器になりそう。ダート1200mでも先行出来るガビーズシスターとの兼ね合いは有るが、再度の単騎逃げなら。

クイーズウォークは前走阪神戦が強かった。末脚の持続性も有りそうで、左回りと輸送さえこなせば、東京も歓迎材料だろう。ただ、トモがまだ甘い。グレナディアガーズの下で人気になりそうだが、重賞の相手では走ってみないと分からない面も。

サフィラは重賞で好走実績が有る。ただ、これもまだ馬は若く、それ故か反応が鈍かった前走から、現状はもう少し距離が有った方が良さそう。それでも殆ど1勝馬の組み合わせだけに、何とかなってもいいが...。

馬単
3=8 3=13 3=4

第64回きさらぎ賞(NHK賞)(GⅢ)

ヴェロキラプトルの巻き返しが狙い目。前走中山戦は他馬との兼ね合いが上手く行かず、1周丸々、併せ馬の形で先行。終い迄保たなかったのは止むを得ないところだろう。このメンバーなら、馬のスケールでは一枚抜けている。前々走阪神戦から、控えても競馬出来る筈で、改めての期待。

ナムラエイハブも脚は持っている。前々走京都戦でずっと外を回されながら、ジャンタルマンタルに0.5秒差。この戦績だけでも、このメンバーなら足りる計算は成り立つが、前走も前有利の展開の中で1頭だけ別の脚で追い込んで来ていた。今の上がりの掛かる京都なら台頭可能。

ウォーターリヒトも圏内。前走はマイルの流れに戸惑ったか、序盤の出脚がサッパリで最後方からの競馬を余儀なくされる形。最後はいい脚だったが、位置取りが悪過ぎた。一度、経験して今回は出脚もマシになる筈。1800mで今の馬場なら流れひとつ。

新馬や未勝利上がりの馬は完成度が低く、総じて手が出し辛いのだが、その中でビザンチンドリームは新馬の阪神戦が強い内容。下見ではまだトモが甘い様な印象も有るのだが、レースでは坂も阪神の坂もモノともせず、加速力が違っていた。この手の馬は一度の好走を再現するのが案外難しいのだが、その脚が再度、繰り出せる様なら勝ち負け。

馬単
4=6 4=3 4=12

第29回シルクロードステークス(GⅢ)

トップハンデでもアグリで仕方がないところか。前走阪神戦だけ走れば、このメンバーでも勝ち負けということになるが、その前走は+10kgと一枚重い状態。冬場だけにそのまま出て来るケースも有りそうだが、絞れさえすればさらに有望。

ルガルもオープンで堅実。前走は出遅れながらも、出脚で挽回して好位から上手い立ち回り。ゲート以外は、レースセンスが高いのがいい。まだトモが甘いので、直線が平坦となる京都も向く。

サンライズオネストが3番手。前走、前々走と中山1200mで0.1秒差の競馬で、ここでも充分勝ち負けになる能力の持ち主。基本的には器用なタイプでも有るが、前走坂を上り切ってから少し甘くなっており、これも平坦に替わるのはプラス。立ち回りひとつ。

穴はカワキタレブリー。ハマるかハマらないかは展開次第だが、デキだけをいえば高値安定。決して数字の有る方ではないが、トモの張りは目立つ。前走はラスト200mで内から寄られたのも応えた。この鞍上が思い切って乗れば結果は違う筈。

馬単
13=2 13=11 13=10