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競馬予想 2024年2回中京

第44回小倉2歳ステークス(GⅢ)

馬場状態微妙だが、狙ってみたいのはアブキールベイ。牝馬だが、馬振りの良さはこのメンバーでも断然。少し煩いが、福島での新馬は折り合いが付いていた。時計は平凡だが、追っての脚も確か。トビが大きく、広いコースも向くが、良馬場でやりたいのが本音。

エイシンワンドはレースで強かった。持ったままで4角を回って、直線に向いてからも殆ど追うところなしで、余裕たっぷり。馬振りもこのメンバーなら上位だが、歩幅が小さく、まだ芯が入っていない印象。連続好走が出来るのか疑問の余地も。

エンドレスサマーは馬体重に注目。新馬の函館戦も緩かったが、更に数字が増えてしまい、マトモに走れる状態ではなかったが、それでもソコソコ走るのだから、能力は秘めている。馬体さえ絞れれば、ここでも。

ポートデラメールも完成度は高い。410kgを切る馬体で、道悪となるとパワー負けする危険は有るのだが、馬振りでは決してヒケを取っていない。レースでも、上がり3F33.8秒の脚を右回りの京都で、右手前のまま使ったのだから、いい決め手が有る。左回りに替わって、更に。

馬単
3=8 3=13 3=5

第58回農林水産省賞典札幌2歳ステークス(GⅢ)

勝つ確率が一番高いのはアスクシュタイン。胴長で雄大な馬体を有し、トビも大きく、スケールの大きさを感じさせる馬。それで居て、出脚も速く、1角迄で行き切る形になれば、後続を離して逃げる形に持ち込める。ゲートも速く、競られる確率も低い筈だが、2回使っている点でデキの問題がどうか。

マジックサンズは函館の新馬が強い内容。出遅れて後方からの競馬となったが、外からひとマクり。直線の脚もしっかりしていた。下見は腹回りが弛んでおり、絞れればもっと動ける筈。

アルマヴェローチェも圏内。新馬はスッキリ過ぎる位のデキだったが、歩様がしっかりして完成度は高そう。レースは決して強い内容ではなかったが、序盤で競りになり、メンタル的にはキツい展開の中で残せただけに、相手なりに走ってくれそう。内々上手く立ち回る展開なら。

北海道組以外では、レーヴドロペラ。東京マイルでの勝ち上がり、しかも未勝利上がりだが、前走は味な内容。各馬が内目を開けて走る中、内目から渋太く脚を伸ばして来た。ずんぐりむっくりの体型で、この2ヶ月で馬体が締まって来れば、上積みも期待出来る。

馬単
11=2 11=1 11=5/dd>

第43回新潟2歳ステークス(GⅢ)

トータルクラリティに期待した。新潟だけに折り合い面をが大事になって来るが、下見で気負う馬が多い中で、新馬の京都戦で落ち着いていたのが何より。走法からまだ馬体を持て余している感も有るのだが、実戦に行ってもスローペースで折り合いが付き、イン有利の馬場状態にも関わらず、外からの差し切り勝ちと内容も濃い。

プログレイアは新潟マイルでの新馬勝ち。馬は明らかに緩かったが、これも下見で落ち着いていた。レースでも折り合いが付き、いい脚を長く使えていた。叩いて馬体が締まって来れば、更に走れる筈。

ジョリーレーヌもいい決め手を持っている。新馬の東京戦は1000m通過が65.4秒のスロー。これも下見で気負っていて、レースでも流石に行きたがっていたが、前に馬を置いて、何とか我慢していた。これだけのスローで、着差も付き辛い筈だが、ラスト1F10.9秒の脚で2着に1馬身差。今回は流石にもう少し流れるだろうが、このスローを経験出来たことは折り合い面でいい方に出そう。

押さえがシンフォーエバー。プログレイア同様、この条件での勝ち上がり。しかも、逃げて上がり3F33.3秒だから強い。レースは折り合っていたが、下見では結構気負っていた。アッサリでも不思議はないが、それだけに誰かが叩きに来られれると、引っ掛かってしまう可能性も高く、馬券的には軸にし辛い。

馬単
9=10 9=1 9=4

サマースプリントシリーズ第4戦 第60回CBC賞(GⅢ)

ドロップオブライトが狙い目。近走は精彩を欠くレースが続いているが、前走東京戦に限れば、鞍上の失敗も有った。内目の馬場が悪く、変に外へ出そうとして、前が詰まっていたのが応えた格好。ただ、当地は昨年暮れに上がり3F32.9秒の豪脚で勝利。今週も時計は速そうで、この上がりを再度、使えるなら好戦必至。

アグリはこの路線の安定勢力。それに伴い、ハンデも背負わされる様になり、遂に58.5kg迄になったが、これは仕方がないところ。中山戦へ向けての叩き台でも有るが、その中山戦は58kgを背負うだけに格好は付けたい一戦。

逃げそうなグレイトゲイナーが単穴。1000m戦からの参戦は一般的には歓迎材料ではないが、そもそも流れにも乗れておらず、参考外。56.5kgが少しキツいのは確かだが、1200mなら先手を取れるだろう。今の馬場なら逃げ切り迄。

サマースプリントシリーズを狙っている組ではショウナンハクラクが面白い存在。雨が降ったとはいえ、開幕週で逃げ馬が勝つ展開で、外を回されたのは痛かったか。今回も外枠だが、中京コースなら流れひとつ。

馬単
1=16 1=11 1=13

サマー2000シリーズ第3戦 農林水産省賞典第60回小倉記念(GⅢ)

重賞入着級が多く、混戦模様。ハンデが些かキツいのは確かだが、コスタボニータに期待する手か。前走京都戦は逃げた軽量馬が時計勝負に持ち込む展開で参考外。開幕週だけに展開は鍵となるが、ゲートさえ決まれば有る程度の位置が取れる筈。距離も開幕週なら何とか保つと見る。

対抗はヴェローナシチー。準オープンの前走小倉戦がサッパリだったが、休み明けというより、太目が祟った印象。尤も、馬体が絞れたとしても、休養前の競馬は出入りが激しく、アテにならないのだが、54kgが兎に角魅力。このメンバーなら何とかしたい。

逃げそうなシリウスコルトが3番手。まだ芯は入り切っていない状況で、古馬相手に出入りの激しい競馬は歓迎しないだろうが、ここは出脚で先手を取れる組み合わせ。この鞍上でも有り、行く一手だろう。単騎逃げの形にさえ持ち込めば、逃げ切りも。

押さえがディープモンスター。前走京都戦はずっと力んでいたのが終いの甘さに繋がった印象。58.5kgはかなり見込まれた感も有るのだが、取消の小倉戦でも付けられていたハンデだけに仕方がない。一度叩いてガス抜き出来れば、もう少しやれていい。

馬単
10=5 10=7 10-11